ハンディキャブを走らせてみた |
(可能な限り)「誘いには“とりあえず”乗る」ことにしていました。
出不精、人見知りな性格だけど(本当だよ)
2007年はとことん人に会って、いろいろ経験しようと。
確かに、いろんな人と出会え、収穫も多かったです。
そんな私が年末の買い物にいった商店街で誘われたもの、
それは以前から興味を持っていたことでした。
今の土地に越してきて、車椅子の方が多いことに気がつきました。
近くに養護学校があるからだそうで、
駅に行く途中にはボランティアセンターもあります。
そこの掲示板に時々
「ハンディキャブの運転手募集」の貼紙があり、
「運転は好きだし、土日なら手伝えるなあ」と
いつもぼんやりと思っていました。
でも日々の生活におわれ、つい忘れてしまっていたのですよね。
その貼紙をしていた団体かどうかわからないのですが、
駅前で「運転手募集」のチラシを配っていたので
その場で「ぜひ私にやらせてください」と手をあげてみました。
年があけ、その団体の事務連絡室へいき
(民間のアパートの1室です)
いろいろお話を伺ったうえで、
昨日の朝からやってみることになりました。
8時20分にハンディキャブが置いてある駐車場に集合。
会の副会長さんがサポートで来てくれました。
まずはミニキャブに乗り込み、人工透析を受ける女性を迎えに。
狛江市のくねくねした道を通り30分ほどで到着。
後部座席を改造したミニキャブに車椅子を乗せて固定させます。
大柄な女性ですが、電動で車椅子を引っ張る装置があるので
チカラはいりません。
その方を乗せて病院に連れていき、
迎えに来る時間を確認して次の現場へ。
透析は何時間もかかるそうですね。
次の方のお迎えまで1時間半近くあるのですが、
戻るには中途半端なのでファミレスに寄り
暖かいものを飲みながら副会長さんにいろいろお話を伺います。
この方、亡くなった義父と同じ年くらい(80歳近くです)
でもお顔の色艶も良く、とってもお元気。
その後、次の方を迎えにいきます。
さきほどの女性と同じ団地、ただ今度は目が不自由なため
お部屋まで迎えにいきます。
その方の手をとり、どれくらいの速さで歩いたらいいんだろうか?
団地の通路も二人並んで歩くには狭いうえに
通路にいろんなものが置いてあります。
運転中、何か話しかけたほうがいいのかしら?
私の緊張が伝わるのか?
彼女もずっと無口です。
向かう先は“お好み焼”のお店だったのですが
(もちろんナビなんてついてなくて地図が頼り)
いくら探しても見つかりません(泣きそう
そしたら、こんなお店だったんです!
ここでお迎えのボランティアの方が待っていてくれました。
「遅くなってすみません」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
古無門(こなもん)というお店。
どなたかの邸宅ででもあったのでしょうか?
ここで鉄板焼き、お好み焼き、もんじゃが食べられるそうです。
その後いったん車を駐車場へ戻し、1時間ちょっとの昼休憩、
自宅へ戻って30分くらい横になっていました(笑
その後は午後の部。
ある女性のお宅へ伺い、その方を乗せ
午前とは違う病院へ、
そこで透析を受けていた別の男性を乗せ、
彼の自宅まで送る。
駅前の病院なので人もチャリも車も狭い道にいっぱい。
あの車、もうちょっと下がってくれれば私が通れるのにな、とか思う。
男性を送り、そこから30分ほど走って
朝イチで送った車椅子の女性のお迎えに病院へ。
その方を団地でおろし
(この方はヘルパーさんがついてたので楽でした)
次にお好み焼きの方を迎えに。
「お好み焼きどうでした?」
「美味しかったよ、お姉さんも今度行くといいよ」
などと話す。
彼女の住まいに向かう途中何度も何度も
「運転ができていいねえ」と言われて泣きそうになる。
彼女が住む団地に到着、
そこからエレベーターに向かうスロープまでバックで寄せるんだけど、
バックが苦手な私にはなかなか難しいうえに
誰かのクルマがスロープの前に停車してる。
仕方がないので少し手前に寄せて停め、
彼女をおろし、目が不自由な方のため、
またお部屋まで送る。
団地の通路からは遠くに山々が見える。
この景色を彼女が見ることはないんだよね。
「お姉さん、ありがとうね、また来てね」
「うん、また来るね、ばいばい!」
最後に午後イチに病院に送った女性を迎えにいき、
彼女の自宅まで送り
ハンディキャブを駐車場に戻したのが7時10分。
業務日誌というのかな?
タクシーの運転手が書くようなアレ
距離と時間、名前を記入し、本日は終了。
ボランティアとはいえ、時給400円だそうで、
本日実働9時間の私は3600円くらいもらえるそうです。
ただし何ヶ月も先らしいけど(笑
もうくたくた、お腹もぺこぺこ
オットと待ち合わせていつもの焼肉屋へ、
こんなものや
こんなもので栄養つけて(笑
実は昨年は私にとってあまりいい年とは言えず
(これを読んでいるひと、「どこが?」って突っ込まないでね
ここに書かないだけで、私にだっていろいろあるんです)
「誰か人のためになる何かをすれば、
2008年は良い年になるかもしれない」
と思ったからなんです。
そんなの自分勝手ですか?
ハンディキャブを走らせていて、
寒風の中たくさんのランナーを見かけました。
こんなに寒い日でも練習しているんだもの、
きっと良い結果が出るよね、
走ることも、生きることも
頑張らなくちゃ、と思った日でした。
そう頻繁にはできないけど、
これからも時々は運転のお手伝いをさせていただくつもり!
最後までこれを読んでくれた方へ、
誰しも好きで病気になる人はいませんが、
病気にならないように気をつけることはできます。
“走れ”とは言いませんから(笑
でも、せめて歩いてみるとか、
少しで良いのでカラダを動かすことをおすすめします。
今からなら間に合うよ!
ハンディキャブの運転士募集してるのって、気にしてなかった。。。
こんな形でも、貢献できるんですね!
勝手じゃない、勝手じゃない。人のために何かするって、回り回っていつか、ちゃんと自分に戻って来ると、私はそう思っています。よっしーなさん、こんな良いお話、ありがとうです。
私も、明日からまたがんばろう!!そう思えるお話です。
去年、色々悩んだからこそ、出来た事ではないですか!!
同じ経験をした人でも、今年は!と思えて、そして何かに貢献しよう~と実行する方は少ないと思います。
よっしーなさんは、マイナスをプラスに変えられる前向きな行動が出来たのですね本当に素晴らしいです。。。
こうやってブログに運転士募集があることを載せてもらえることも、立派な貢献ですね!
ここを覗いて、私も!と思ってくれる人が一人でもいたら、本当に幸せですね♪
よっしーなさん!2008年は良い年にしましょっ♪絶対良い年に!!
記事を拝見できて、私もラッキーでした^^ありがとう。
運転には慣れているとはいえ初めてのことで緊張されたことでしょう。
人のために何かする、できることから始めてみる。
できそうでいてなかなかできないことですよね。
確か、よっしーなさんのお母様も同じようなボランティアをされていましたよね。
私も別の形ですが、人のためにできることを思案中です。
そこのお好み焼き屋さん、いい感じですね♪
本当にすばらしーことをしましたね。
私も過去に何度か駅で目の不自由な人を誘導してあげたことはあるけれど、こういうボランティアに自ら参加するという経験がない。
すごいなー。
お疲れ様でした!
今度連れて行って下さいな。
わにも昨年はちょっと、いろいろ、疲れちゃったりとか、落ち込んだりとか、落ち込んでソコから這い上がれなくてジタジタしたり・・・
でも元気でないな~ タメイキもんだぜ・・・って時にYっちやエミ姉さんが誘ってくれたり、そうそう!! 偶然よっしーなさんご夫婦にお会いしたりして元気づけてもらったりした事もありましたわ!!
あの時はありがとうございました。
なんでもいい方に解釈して乗り越えなきゃね!!
な~んて思ってたんだけど・・・・・・グレイ色が強い一年でした。
でもね、年末ギリギリに ちゅてき な事があって去年からの問題とかは解決してないけど、なんか心の支えができた感じです。
よっしーなさんの運転で、どれだけの方が助かったことでしょう。
この記事を拝見して、初めて私もこういうボランティアのお仕事がある事知りました。
何か私も出来ることがあったらお手伝いしたいと言う気持ちになりました。
お疲れ様でした。
頭が下がります。
こういうお仕事って、介護事業者とかがやっているのだと思っていました。
もしくは学生や定年退職した人たちのボランティアとか。
よっしーなさんみたいに平日は仕事を持ち、主婦業もこなし、ランニングのトレーニングもしているような方がやっているだなんて夢にも思いませんでした。
あべるもゴミ拾いのボランティア、また参加しよう。
毎回都合の悪い日ばかりに重なってしまい、結局一回しか参加できてないんですよ・・・
それを仕事としている“福祉タクシー”もありますが、
私はがお手伝いしたのは特定非営利活動法人
NPOってやつです。
近くに養護学校があるなら、
そこでも何かお手伝いを募集しているかもしれませんよ。
その学校の文化祭のようなものがあったら
出かけてみてはどうでしょう?
いいことあったらイイナなんてやってみましたが、
考えさせられることが多かったです。
高齢者や障害者に対して、どこまで手助けして良いのか?
それは“介護”になってしまうのか?とか
難しいですよね。
ありがとう(照れ
自分の時間を好きなように使う、
それって、ゼイタクなことなんですね。
ままさんは、ボクちゃんを立派なオトナになるように育てる、
今のミッションはそれですよ!
いつか時間ができたら、何かできることを探してみても
いいかもしれませんね。
>よっしーなさんのお母様も同じようなボランティアをされていましたよね
そうなのよ!
両親はハンディキャブではなく、
自分のクルマを使って近所の人を病院に連れていったりしています。
かよりんは前の職場のときから、
ボランティアをしていましたよね。
これからも、いろいろ教えてね、先輩!
ありがと。
>目の不自由なひと
やたらカラダに触ってはいけないと何かで読んで
(びっくりするからだそう)、
声をかけるタイミングが難しいですよね。
私も目が不自由な方にはまず
「何かお手伝いできますか?」と声をかけています。
あなたはご家族の介護があって大変よね、
それでもいつも明るくって、頑張って、
えらいなあ、頭が下がります。
「飲みたいな!」ってときは、いつでも声かけてね!
このお好み焼きやさん、弦巻で遠いので、
私はよしだ屋で(笑
平日は定年退職した方や専業主婦の方がされているようです。
透析をしている方は本当に大変ですよね。
ボランティアというとなんだか大げさなことのようですが、
近所の人を病院に連れていくくらいなら
私にもできるなあと思って。
義母のことがあるし、ロードレースもやってるけど
どこかあいた時間を利用して、また運転手をやろうと思います。
こんな身近なことからお手伝いできるんですもんね、
しかも自分が得意な分野で(笑
叔父が去年から人工透析になりました。
まだ40代なのに。
東京から新潟に転勤してすぐに具合が悪くなり、入院のため戻ってきてそのまま東京に異動。
大きい会社なので、会社の建物に健康センターみたいなのがあるから、ちょっと安心だと言っていました。最初は。
当初は自宅で自分でやる透析だったようなのですが、やはりそれではダメだということで人工透析に。
これって、2日に1回病院に行かないといけないんですよね。
大宮から品川までの通勤には耐えられないということで、買って15年くらいの自宅を売りに出し、都内のマンションを買ったそうです。
身体を壊してしまったために、職場も異動し、自宅を手放し・・・
健康って自分ではなかなか気がつかないけど最高の宝物ですね。
何かできることは少しでもお手伝いしようと思います。
よっしーなさんのい頑張りがよーく伝わってきました。ご褒美の焼肉もいつもより美味しく感じたんじゃないですか。
毎日の慌しい生活でよくわからなくなってしまうときもありますよね。
よっしーさんの日記読んで、
一つ一つの出来事を大事にしていきたいなぁとしみじみ思いました。
いつまでも健康でいられるよう努力しよっと。
また一緒に歩きましょう!
人工透析って4時間くらいかかって、
すごく疲れるんだそうです。
病院から自宅まで私がお送りした男性も
以前はタクシーを使っていたのだけど、
自宅までの経路を伝えるのも億劫なくらい疲れるので
私がお手伝いした会に登録しているそうです。
それなら運転手が自宅まで送り届けられますから。
叔父様も大変でしょうね。
本人も家族もおつらいと思います。
よくお話を聞いてあげてください。
そうだ、anuenue8011さんも運転がお好きなのですよね!
お近くにこういうボランティアがあるかもしれませんよ。
仕事も家庭もあるので、遠くまで出かけていくのは難しいけど
近所でできるこういうお手伝いなら
無理なく続けられると思うんですよね。
>強く、やさしく
そうなのですよね。
病人を相手にしていると、いつも優しくってわけにいかなくて
ついイライラしちゃいます。
病人もわがままになったり、
自分だって具合が悪いときはわがままになりますもんね。
大変でしょうけど、がんばってね!