さよならカフェ・ピエロ |
下北沢のライブ“スペース”カフェ・ピエロが明日(9月2日)閉店
1995年~ということですが、私がここを知ったのはたぶん2001年。
たまたま通りかかってボサノバのライブをやってたんだと思います。
当時は柴田奈緒という女性がよく出演されていました。
ボサノバという音楽のジャンルを知ったのも、
ボサノバのスタンダードな曲を知ったのも、
すべて彼女を通してでした。
今夜は女性ボーカルとギターの2人組。
当時よりも椅子やテーブルが増えましたが、
ゆるーい感じは昔のまんまです。
お店に入ってきた女性に
「かけつけ1曲歌ってよ!」と、ボーカルの女性が頼んでかわりに歌ったり
ギターを背負ってくる人も数人。
客席では男子がゴーヤーのマラカスを振ってるし・・・
床はコンクリートで、屋根は半分なくなってたけど、
ここって都会のリゾート、下北沢のオアシスだったのかもしれない。
相変わらずすぐ近くをバイクやタクシーが通り、
時々演奏が聞こえないけど、この空間がなくなってしまうのは寂しい。
ラムトニックをゆっくり飲み終えて駅に向かった。
さっきまでの乾いた風はどこへ?
私の周囲で急に湿度が増した気がした。