鬼嫁日記(笑 |
実家をあとにして、午後は鬼嫁(笑
施設につくと、いま入浴中です、って
義母の部屋でしばらく待っていたら
手押し車の歩行器を押しながら義母登場
「やだ、あんた来てたん
やだー、嬉しいんに」
義母はすっかりさっぱりした様子
あさイチで義母の実家に寄り
叔父(義母の弟)と話をしてきたので
私の両親も、叔父さんたちも
変わりないよー
と言うと、良かったよー
あたしはここで、
皆がよくしてくれるからさあ
あたし、あんたに話したいことがあるん、
それが、思い出せないんさ
なんだっけなー
最近、すーぐ忘れちゃうんに
いいよいいよ
思い出したら、話してね
わありんね
義母の施設の管理者の方と面談
これは、3ヶ月に1度、必要だそう。
といっても、前回とかわりなく
お元気にお過ごしです、と。
本当に、顔色もよく
独り暮らしの頃より
ずっと元気そうです。
先月の義母の誕生日に
義母みずからうどんを打って
皆さんにふるまった話は聞いてたのですが、
節分には太巻きを
バレンタインにはチョコを作ったそう。
色々やってる(やらされてる、笑)のですね。
家族からの要望で
本人が興味を持ったことは
なんでもやらせてください
と言ってあるので
スタッフさんと一緒に洗濯物をたたむほかに、
新しい仕事(笑
昼と夜のメニューを
ホワイトボードに書く
というのが、あるそうです。
きっと義母は
「これは、どういうお料理?」
なんて、聞いているのでしょうね
義母のいるフロアはカラオケ好きが多いそうで
しょっちゅうカラオケもしているそうです。
昔から歌うことが好きで、
ママさんコーラスに参加して
市民会館で発表会があり
新しいドレスよ、なんて、言ってた義母です。
きっと自慢の喉を披露していることでしょう。
そういえば、一緒にオーストラリアへいったとき
シドニーのオペラハウスへ
義母とクラシックを聴きに行きました。
ドイツの歌曲が始まると
「あんた、あたし、これ歌えるん
こないだ、やったんさね」
へええ、すごいね、と感心したものでした。
あたしはここで、皆さんに良くして貰って
本当に幸せものさ、
と今日も言ってました。
管理者の方も、
ありがとうございます、って。
いくつか見学した施設のうち
義母の性格には
ここが合っているかな?
と選んだのですが、
義母に気に入って貰えて良かった
と思う鬼嫁なのでした。
画像は、義母の部屋です。
窓からは、義母が子供の頃に遊んだ神社
義母が定年まで働いた会社が見えます。
義母は、それらが見えると気持ちが落ち着くみたいですけど
さて、これから帰って夕食作らなくちゃ、です!
本当に良かったなぁ、、、なんて、他人のくせに嬉しいです。
一人暮らしは気ままで良かったとは思いますが
やっぱり話し相手が居ないのは寂しかったのでは。
今はいろいろ楽しい刺激があるようですし、
心身ともに良い施設に入られて本当に良かったですね。
高齢者のひとり暮らしは、ホントに人と話すことは無いし、やる事が無い
でも、自分から外へは出ないし、動くのも面倒
それじゃドンドン、弱っちゃいますよね。
家族が居るのに、人様にお願いするのって、気が引けるけど、その方が本人の為と言うことも有るんだろうなぁ
義父が亡くなって10年
義母が元気なうちは良かったのですが
足腰が弱ってきて
お料理を作る気力がなくなると
いくら気ままで~とはいえ
ヘルパーさんの来る昼間はともかく
夜など、寂しかったんじゃないかなあ?
自分は老人じゃないから、と
地域の老人会にも入ってなかったので
そういうご近所との交流もなかったし
デイサービスにも行ってなかったし。
今は、毎日誰かとおしゃべりしたり
お習字やカラオケなど、楽しいみたいで良かったです。
手前の右側に、トイレと洗面所があるんです。
そこも、車椅子で入れるように広いつくりです。
他に見学したのは
もっと広くて、設備も整っているところと
もっとアットホームなところ。
病院のソーシャルワーカーさんからは
施設の新しい古いとかいうよりも
施設全体の雰囲気
古くてもきれいに使われているか
整理整頓ができているか
スタッフの感じ、など。
義母がいるのは、どちらかというと質素な感じですが
基本の設備はあるし
管理者の方もしっかりしているので
ここなら信頼できるかなーと。
中学生の頃から、寝たきりの祖母を7年
家族で面倒をみて、全員へとへとでした。
途中からお手伝いさんみたいな人を
頼んだこともありましたが、
それはそれで疲れますし。
できれば義母にはずっと今の家にいてほしかったですが
お医者さまからも、もうこれ以上は無理と言われたし
義母の家の近所だから、と
緊急連絡際としてお願いしている義母の弟夫婦からも
「そろそろ施設に入ってもらいたい」
とやんわり言われました。
そりゃ、そうですよね。
何かあったら、最初に連絡がいくのは、そちらですし。
家族が面倒をみられるのが理想ですが
それぞれの生活や仕事もありますし
無理しないほうが、お互いのため、と思います。
義母は、足が弱い以外は
自分の面倒は自分でみられるので
(食事や着替え、排せつなど)
ある程度自分でできる元気なうちに
施設に入れて、良かったと思います。