母、姉妹、娘、孫、姪に、飼い猫までがメスという
女だらけに囲まれた男の、定年後の話です。
男はもと編集者で
週に2回、カルチャーセンターで小説の書き方を教えています。
教室で教えた帰り道、教室の生徒と偶然同じ電車に乗り合わせ・・・
親の介護、その方針についての姉妹との確執
娘の結婚、すでに結婚している娘には
できれば男の子を生んでもらいたい
男の孫が欲しい・・・
女ばかりの中で生きていく男の処世術?
女たちがあれこれ言っているときは意見を言わず
もう少し考えてみよう、とか、のらりくらり・・・
確かに、誰かの味方をすれば、誰かが怒るし。
近所に住んでいる娘の幼なじみの姿を最近見かける、
あの娘は嫁に行ったはずでは?
と家でいうと
「そういえば、あのこ、離婚して実家に戻ってるんだって」
「そうそう!私も聞いたわ!」
どうして女たちは
こういう話題になるとイキイキするのだろう?
介護している母の容態がよくなく
この先、延命措置はするのか?
そのことについて母と話してなかった
どうしようか?
と姉と妹と主人公であるその男で相談していると
妹が、確か母がつけていた日記があるはず
そこに何か書いてあるかも?
3人で母の部屋で日記を探していると
飼い猫(2匹ともメス)が音もなくその部屋に入ってくる
どうして猫というのは
その家の異変を察知するのだろう?
あー、猫って、そういうとこ、あるよね?
主人公の家が富岡八幡の近所
というのは、なんとなくわかっていたのだけど
今回、富岡八幡の夏祭りが出てくるんです。
なんと、主人公がかつぐのは、冬木の神輿だった!
えーっ
私が参加しているランニングチームの人たちがかつぐのも
冬木のお神輿なんです。
この本の中では、冬木の神輿は32番といってて
その前の本祭りのときは
天皇皇后両陛下が来て
大渋滞だった、とも書かれてて
読み終わって、巻末に
本祭りの際には冬木の皆様にお世話になりました
この場を借りましてお礼を申し上げます。
と書いてありました。
じゃ、2014年の夏祭りとき、
冬木のお神輿の近くに藤田さんがいたんだ!
富岡八幡宮、今年は本祭りです。
冬木は5番
富岡八幡の夏祭りは、水かけ祭り、といわれてて
まさにそう。
見に行かれるかたは、気を付けてね~
その前に図書館で借りてた本2冊
途中で挫折しちゃって・・・返却。
なのに、これは面白くて3日で読んでしまった!
読書は楽しい、そしてこの本を読んだら
富岡八幡の夏祭りが
いまから待ち遠しいです。