この夏の、オリンピック・パラリンピックで
ボランティアをさせていただきました。
有明テニスの森、センターコート内にある事務所でのお仕事です。
会場別研修では、センターコートの建物の中にある
17番の階段を上る
だったのですが、いざオリンピックが始まると
17番の先は選手の通路となっていて
そこに立ち入る許可がないと入れません。
外からまわってください、と言われ
初日の混乱もあり、
やっとたどり着きました。
それ以来、会場に到着したら
外からまわって、階段をあがり
25番通路を入る、
忘れるといけないので
すぐにスマホで撮影しました。
VOC とは、Venue Operation Center 会場運営本部
VCC とは、Venue Communication Center 会場チームの連絡の拠点
(Venue は“会場”の意味。オリンピック用語ですかね?)
このVCC 会場チームの連絡 が私のお仕事でした。
VSCC とは、スミマセン、おそらく、会場のセキュリティの部署だと思われます。
というのも、通路の反対側の部屋に、
壁一面に、たくさんのモニターがあって
おそらく会場じゅうの監視カメラ映像だと思われ
それを大勢の人たちが見ていました。
さて、VCCに話しを戻し・・・
ある日のこと、
会場に到着した私は
体温、持ち物検査などして
その日の 出席 の届けにチェックインセンターでチェックインを済ませ
その先のボランティア専用のダイニングルームで一休み
何しろ暑い日だったので、
無料でいただける冷たいものをごくりと飲んで
夜ご飯のメニューは、何かしら?
なんてホワイトボードの撮影をして
さて、戻りましょう~と思ったら
あら、タオルハンカチがない!
来た道を戻り
チェックインセンターで聞いたけど、ありません・・・
ギャッツビーのスースーするシートは持ってたので
それで汗を拭きました。
タオルハンカチは、以前の住まいで
お隣の奥様からいただいたもの。
色違いで2枚組で、すごく気に入ってて
この夏はずっとヘビロテ中です。
ボランティア活動の事務所に行き、
ボランティアのリーダーの方に
「タオルハンカチを落としたみたいです
チェックインセンターに聞いたけど、ありませんでした。
あとで、食事の時に、ダイニングルームで聞いてみます」
というと、
「そうね、それがいいわね」
となりました。
その日の食事の時に、先にチェックインセンターに寄り
「タオルハンカチを落としました。チェックのです」というと
「もしかして水色で、ラルフローレンですか?」
そ、それです!
どなたかが拾ってくださったようでした。
良かった~
拾われたタオルハンカチは、ダイニングルームに置いてあり、
通常の手順ですと
①チェックインセンターの方かダイニングルームの方、もしくはセキュリティ会社の方が私がボランティアの活動をしているVCCの部屋に届けてくださり
②もしそこに「タオルハンカチを落とした」という届が出ていたらその方に渡す。
③落とし主がいなかったら、保管する。
これも、活動の1つだったのです。(あぶねー、汗)
しかも、メニューを見たホワイトボードの画像2つ前の画像の、右下のほうですよく見ると、私のハンカチが・・・
「今日のお弁当のメニューは?」なんて、のんきに撮影してたときすでにそこに私のタオルハンカチ届けられていたのでした、ああ(滝汗
このように、無線でのやりとりを聞きながら会場内で起こっていることを把握して記録します。
「◎番コートの試合開始は☆時以降です」「◇了解しました」
「〇番コートに白いタオルを届けてください」「◇了解しました」
「△番コート、時計の設備が不具合のようです、チェックをしてください」「◎が今から行きます」
「☆の落とし物、届いてますか?」
呼びかけに対し誰かが答えていたら、それは解決
まだ解決してなさそうな案件を見つけそれをフォローしたり、探したりするのが、私のお仕事でした。
落とし物は、大抵制服を着た警備会社の方が届けてくれました。
サングラスを失くしたようだ、という海外からのプレスの方は受け取りに来て「どこに落ちてたの?見つかってよかった、ありがとう」と、とても感謝してくれました。
前の日にポーチを落としたようだ、という女性は翌日別の方が探しにいったら、まだそこにあったそうで!こちらも感謝されました。
もしこれで観客が入っていたとしたら落とし物やら、熱中症やら、迷子?やらもっと多岐にわたって、いろんなことが起こって大変だったと思います。
そもそも、これが観客ありなら、私達ボランティアは、
観客を入れる前の朝7時から活動開始
観客が帰ったあとの、
午後11時までの活動になる予定だったので
無観客になり、実際は午前10時半から午後9時までになり
体力的には楽だったかも。
(これは、私の担当に限っての活動時間です)
それまでのスポーツボランティアは
選手の手荷物預かりや、セキュリティゲートのお手伝い
給水、選手の誘導など
“動く”サポートだったので
ボランティアも、いろいろあるんだなあ、と。
おまけ
ボランティアのユニフォーム
シティキャスト(東京都のボランティア)と
フィールドキャスト(オリ・パラのボランティア)で
ハット、シャツ、バッグの色が違います。
ボトム、靴は共用。
シティキャスト(胸にシティキャストとあります)
フィールドキャスト有明テニスの森、センターコート
ボランティアウエアには、特に思い入れがないので(笑
未使用のウエアは、衣類の寄付にしようと思います。
このような機会に、参加し、活動させていただき
とても楽しかったです。
エントリーして、研修会に参加して、
開催が延期され、開催が決まり、また研修会に参加して
ボランティアウエアを受け取り、
無事に開催・・・
長かったジャーニーも(ボランティアジャーニーと言うそうです)
これでおしまい。
次は10月の東京マラソンのボランティア
11月にエントリーしていた、MINATOシティハーフマラソンは
中止のお知らせがきました。
これからも、私にできることで、頑張ろうと思います。